レアな1本、スルーネック仕様のスティングレイが中古にて入荷!老舗からの新たな提案、是非ともお楽しみください!

プレミアムベース小村です。ルマン24時間はフェラーリの勝利で幕を下ろしましたね。嬉しい気持ちですが、もう一方の観点で見たら…連覇してほしかったですね~(汗)とはいえ、世界屈指の耐久レース。長時間走った選手にまず拍手ですね。ワークス復帰勢も多かった今大会、ダイジェストもチェックしないとなー。

さて、本日はこちら。関西が世界に誇る老舗ブランド”TUNE”から新入荷です。短いスケールとバッチリ浮かぶ杢、コンパクトなボディシェイプが印象的な1本ですね。このモデル、実は当ブランドの代表的ユーザーのお一人、鳴瀬喜博氏の新しいシグネイチャーモデルです。アーム付きモデルや8弦モデル等のユニークなモデルや、スタンダードなスタイルのモデル等、活動をしっかりサポートする”様々な相棒”が製作されていますし、常に新しいアイデアをお持ちで、それをTUNEと共に具現化してきたのは皆さんもご存知かと思います。こちらもそんな1本…2年前にお披露目となった新たなシグネイチャーモデル”SG Short Narucho”です。ボルトオンバージョンのバリエーションモデルは何度か入荷しましたが、今回はようやく、本人さんドンズバの1本が届きました。

様々なモデルを手にしてきた氏の新たなリクエストが”ショートスケールで使いやすく、ロングスケールにも負けないサウンド”。ご自身で行われた楽器のデザインを基に、歴代シグネイチャーや各モデルで培ったTUNEのノウハウが投影される1本に仕上がっています。まず、当機の大きな特徴にあたるショートスケールは、一般的な長さよりも少し長い”31インチ”
を採用。1インチというわずかな数値ですが、このスケールによって実現したテンション感と弦の振幅は、当機に掲げられたテーマのファクターとなっている印象です。また、楽器構造も重要なポイントで、スルーネック構造/5層ラミネートのウイング材を採用しています。ボディトップはスポルテッドバールメイプル。それ以降の材はアルダー/ウォルナット/アルダー/ホワイトシカモアを採用。こうして紐解くと、歴代モデルの面影もどことなく見えてきますね。

そして電送周りもポイント。ボディと同材のウッドカバーには、なんとEMGのJタイプPUが3つ収められています。更にプリアンプもGZP-2とCLE-1の2基を搭載しています。なんともユニークですが、こちらはトグルスイッチにて「フロント&リアPUとGZP-2」「センターPUとCLE-1」という2パターンを切り替え可能。GZP-2は手元で制御可能な3バンドEQとなっていて自由に調整可能。一方のCLE-1はご本人のプリセット状態でキャビティ内に収められており、基盤に取り付けられたトリムポットでコントロールを行う仕組みとなっています。「4弦のショートスケール」とだけ書くと凄くシンプルですが、様々なアイデアによって、ご本人&TUNEさんも太鼓判を押す、自信作に仕上がっています。

なお、こちらは発売を記念し、当店で行ったオンライン先行オーダー会の際に、ご本人愛用モデルと同一材/別スライスの材から選定したトップ材を使用しています。極上杢なのは言わずもがなですが…こういったシグネイチャーモデルにご本人モデルの「遺伝子」が色濃く流れているのは嬉しいポイントかと思いますし、こんな機会もそうそう無いと思います。お披露目時、実際に使用されている動画やイベントの際のリモート出演でも、その出音には凄く感動しました。こうして対面して実際に触れると格別ですね。貴重な即納可能アーティストモデル、加えて選定材の経緯もありますので、是非お見逃しなく。

Phoenix
SG Short Narucho
https://www.ikebe-gakki.com/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=759256&bid=ec&cat=bss001009