ロックバンドがDJソフトで自身の楽曲をリミックスしてみた!
ライブを主な活動内容としているロックバンドがDJソフトを使って自分たちの楽曲をリミックスに挑戦!
今回の企画に参加して頂けるバンドは2016年活動開始。
2017年8月26日には、10万人規模の台湾夏フェス「NO FEAR FESTIVAL 2017」に出演、同年11月4日には台湾最大の野外フェス「ROCK IN TAICHUNG 10th」に出演。
台湾における第一線アーティストと共演する実績もある話題のバンド「Aftertalk」さんです。
Aftertalk PROFILE
Member:
Gt.まきお
Gt&Vo.Shun Nagai
Gt.原田征知
2016年より本格的に活動を開始した5人組感情炸裂型ギターロックバンド。活動開始直後よりJUNGLE☆LIFEにて連載を開始。同年7月には1st EP「Growth」を発売。好評を博し、3ヶ月で初回生産分を完売させる。
また、連載をきっかけに2016年11月、2017年4月とJUNGLE☆LIFE誌との共同企画を開催。2017年8月には台湾における10万人規模の大型野外フェス「NO FEAR FES 2017」に出演。海外初進出となると共に、数多くの日本のメジャーアーティストとの共演を果たす。その際の公演が評価され、同年11月には台湾最大の野外フェス「ROCK IN TAICHUNG 10th」に出演。4000人の観客を集め、第一線アーティスト達と共演し、その存在感を更に高めていった。
同時期に発売を開始した1st EP「Easter Egg」については僅か2ヶ月で完売。2018年に追加生産をするも、同じく2ヶ月で完売。現在も東京を中心に精力的に活動し、その知名度を広げている、話題沸騰確実のバンド。
2023.6.23 (金)
Aftertalk ワンマンライブ「ポップは聞いても死なない 1stワンマン」
渋谷CRAWL
DJ の中には定番のロックナンバーをセトリに入れて盛り上げる DJ はもちろんいます。
ですが、ロックバンドが DJ ソフトを使って自分たちの楽曲をリミックスする。
あまりいませんし、聞いたことないですよね?
面白そうだと思いませんか?
普段 DJ をやっているアーティストとは違う感性でリミックスしたらどうなるのか?
どんなリミックスが仕上がっていくのか?
今回はそんなジャンルの枠を超えた実験的かつ新しい可能性を感じる企画です!
まずは実際のリミックス作業に入る前に Aftertalk さんにインタビューさせて頂きました。
イケベチャンネル(以下ITV):
はいっ!というわけで今回の企画はロックバンドの人たちがDJソフトとコントローラーを使って自分たちの曲をリミックスしたらどんな感じの曲になるのか?というあまりみなさんやったことが無い企画です。
今回この企画にご参加いただけるのは、2016年から活動を開始して2017年には台湾夏フェス「NO FEAR FESTIVAL 2017」に出演もされて現在も東京を中心に精力的に活動し、その知名度を広げているAftertalkのみなさんです。よろしくお願いいたします。
Aftertalkさん(以下AT):
よろしくお願いします。
ITV:
Aftertalkのみなさんは現在はギターボーカルにギターがお二人という割とめずらしい編成で、ライブのときはサポートメンバーが参加されているんですね。現状は感染症の影響でライブもなかなか難しい状況だとは思うのですが、最近の活動状況はどのようにされているんでしょう?
Shun Nagaiさん:
僕らは本当にようやく最近ライブ活動を普通通りに戻すことができて、サポートメンバーを入れて月一回程度都内ででライブをしつつ、今は制作の方に重点を置いているという状況です。
ITV:
普段のレコーディングではやはりProToolsなどでレコーディングされているんですか?曲作りの際に使用しているDAWソフトウェアなどがありましたら教えて下さい。
原田さん:
やはりProToolsですね。そもそも僕が15年くらいからレコーディングスタジオの仕事をきっかけでそのままレコーディングスタジオのシステムにデータを流し込めるということで使い始めて、メンバーにもProToolsがいいよということで奨めたという感じです。
Shun Nagaiさん:
もう言われるがままProToolsにしたって感じです。(笑)
原田さん:
でもまきおはProToolsではなくてCubaseとLogicですね。
まきおさん:
そうですね、でも今はLogicの方が使ってます。そんなに自分は本格的なレコーディングをするほうではなくて、もともと手軽さでGrageBandを使っていて、でそのままプロジェクトファイルを移行でできたのでLogicを使っています。
ITV:
あれ?では、3人で楽曲の共有するときってどのようにされているんですか?
原田さん:
僕とShunくんはProToolsのプロジェクトファイルで共有しますが、まきおのときはパラでオーディオを書き出して共有してます。(笑)
ITV:
それは大変ですね。
原田さん:
ProTools買えって話ですよね?(笑)
まきおさん:
え?じゃあ買って!(笑)
ITV:
先日Youtubeのオフィシャルチャンネルも拝見させていただきましたが、結構ゴリゴリのロックサウンドだったので今回のこの企画に参加いただけたことが不思議だったのですが、以前からDJには興味があったのでしょうか?
Shunさん:
そうですね、僕の周りに結構DJをやっているバンドマンがいて、誘われたりするんですよ。でもDJライブとかやろうぜって言われても、いやちょっとわかんないからできないかな、っていうのが結構あって、でもやっぱり人のつながりを広げるのもそうだし、自分の今までやってきたと事と違うことをやるのって結構楽しいなというのがあるのでせっかくこういう機会で声をかけていただいたのでいろいろ知るきっかけになるかと思って参加させていただいたということです。
ITV:
メジャーなロックの楽曲でプレイするDJはいますが、ロックバンドがDJソフトとコントローラーを使ってリミックスをするというのはかなり稀なことであまりやったことがあるアーティストはいないのではないかと思いますが、今回の企画で自分たちの楽曲をリミックスしてみたいというのがあったのでしょうか?
Shunさん:
きっかけとしてはさっき話にも出たDJがバンドもやってたんですけど、そこで一緒に企画をやるというときに彼らが僕らの曲をリミックスしてくれて、来場者特典で配ってくれて、それがすごくよかったんですよ。え?こんなことできるんだ?というのがあって自分たちの曲の幅が思ったよりも広げられるというのがわかって、もしそういうのが自分たちもできたら新しい曲を作る時のイメージの広がりにもなるし思いもよらなかった魅力が出せるかなと思ってって感じです。
ITV:
じゃあ実際にやってらっしゃる方がいたんですね。それはすごいですね。
Shunさん:
でも僕らの周りでも彼らぐらいですね。そういうことができるのは。
ITV:
それでは早速DJソフトウェアrekordboxとコントローラーを使ってリミックスを実際にやってみましょう!
それでは実際に楽曲をリミックスしていく工程を動画にてご覧ください。
いかがだったでしょうか!シンプルな機材でありながらDDJ-FLX6とDJアプリrekordboxを使うとすぐに様々なリミックスが可能となります!
リミックス作業が完了したばかりの Aftertalk さんに感想を聞いてみました!
ITV:
お疲れ様でした。実際にリミックスしてみていかがだったでしょうか?まきおさん、Cubase、Logicに続く3つ目のDAWソフトはrekordboxでいいんじゃないですか?(笑)
全員:(笑)
ITV:
さらにDJアプリのrekordboxはライティング(照明コントロール)のモードがあって自分たちがライティングを設定出来たり、映像にリリックをだしたりとかVJ的に使えるんですよ。
原田さん:
あ~、そうなんですね。それは面白いなぁ。ライブで使えそうですよね。
ITV:
次回なにかこういうのをやってみたいとかありますか?
原田さん:
DJ関係のですかね?
ITV:
いやDJ関係でなくても興味のあることでしたら。
原田さん:
僕ら基本的にはギターの機材が大好きな人間なのでエフェクターとかレコーディング機材とかだとハイテンションで試奏とか比べてみたとかできますよ。
ITV:
ではぜひ次回はそういった企画もお願いしたいですね!本日機材を使っていただいて、今後DJソフトを自身の楽曲制作などに活かしていけると感じられましたか?また、どのように使っていきたいですか?
原田さん:
やっぱり制作してて思うのが僕らギターで楽曲制作するんですが、一方向からのアプローチになりがちなんですよね。そのときにDJソフトを使うことで全然違う視点から、あ、こういうのあると面白いよねとか新しい角度を作るという意味では全然ありですね。
ITV:
バンドにDJがいるっていうのって最近結構あるじゃないですか?あれってそういうことですよね?
原田さん:
すごくいいですよね。第三者目線というか音と距離を取ってやれるんで面白いと思いますよ。
ITV:
今回使っていただいたDJソフトrekordboxはライティングや映像にLyricを入れたりとクラブシーンだけでなくロックイベントなどでも視覚的効果を狙った演出ができるようになっていますが、今後。自身のライブなどでもrekordboxを活用していきたいというイメージは浮かびましたか?
原田さん:
過去に映像を映したライブはやったことがあるんですが、映像に関しては出演者がやっちゃだめだと思うので、それは専門の人に任せて。(笑)でもできるかわからないですけど、MIDIとかで自身がライティングや映像操作が演奏に合わせてやってくれるようなシステムがあったら試してみたいですよね。
Shunさん:
結構今ライブハウスだけでなく、いろいろなところでライブをしたり配信ライブをしたりとかあるのでそれをどこまでDIYでやるかということだと思うんですけど、そう意味ではライティングとか映像とかをただスタジオで撮りましょうじゃないことができるんじゃないかと感じましたね。
ITV:
なるほど。ロックバンド、ギタリストにありがちな、ロックサウンド一辺倒になりそうなところに違うニュアンスを与えてくれるエッセンスといったところですね!
今回はありがとうございました!また機会がありましたらよろしくお願いいたします!
今回リミックスに使用した機材はこちら!
Pioneer DJ
DJ に全く興味がなかったバンドマンの方もちょっと興味がでてきたのではないでしょうか?
DJ ソフトとコントローラーで何ができるのか知りたくありませんか?
もっと詳しい DJ 機器の情報は下記ページにて随時更新中です!
今回はロックバンドのアーティストに DJ が何ができるのかを体験して頂きましたが、
ジャンルを枠を超えることは新しい何かが生まれる瞬間になるかもしれません。
既成概念に縛られず、新しいことにチャレンジするアーティストを池部楽器は応援します!
タグ: rekordbox, Pioneer DJ, DDJ-FLX6-GT, DDJ-FLX6, AfterTalk, バンド