テイラーファクトリーツアー in サンディエゴ 【材料選定&TGU 編】

ハートマンギターズの齋藤です。
テイラーファクトリーツアー2日目になります!

本日はまず、木材選定からスタートです。

サポートしてくれるのはジョージ氏とミッシェル氏。
選定に時間のかかった私に根気強くお付き合いくださいました。。笑

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AAグレード キルト・メイプル グランド・コンサート用

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AAグレード キルト・メイプル ジャンボ用

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今回は敢えて定番のグランド・オーディトリアムではなく、GCJumboに致しました!

グランド・コンサートシェイプは何より小柄な人が多い日本人の体にはよりフィットするシェイプだと思います!
ジャンボはレギュラーモデルでは生産が完了しており、唯一あったレオ・コッケのシグネイチャーモデルも、2年ほど前に終了しています。
ならば、ここでオーダーするしかないだろうと!
敢えての定番外しですが、ピンときてくれた方がいたら幸いです!

細かな仕様はこれから決めますので、我こそは!という方がいらっしゃたらお問い合わせいただいても構いません!

宜しければお待ちしております!

AAグレード ハワイアン・コア?T5用
※こちらはグランディ&ジャングル扱いとなります。

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AAグレード ハワイアン・コア?T5z用
※こちらはグランディ&ジャングル扱いとなります。

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AAグレード ハワイアン・コア?T5z用
※こちらはグランディ&ジャングル扱いとなります。

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2枚目の写真のコア材には、よく見ると「NAMM2014」と書いてあります。

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理由を聞いてみると、一度2014年のNAMMショウの為にとっておいたストックなのだとか!
ショウ用は他のに変わったようなのですが、さすがは一度が選定された木材!
マスターグレードに負けず劣らずの非常に良い木目です!

そして木材選定をサポートしてくれたお2人とツーショット!

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ジョージ氏とスタッフ斎藤

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ミッシェル氏とスタッフ斎藤

午後からはアンディ・パワーズ氏によるTGU!

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アンディ・パワーズ氏はボブ・テイラー社長からテイラーの後継者として指名されている方で、ボブ曰く「アンディは、私の後継者として任せられる人の条件をすべて満たしている」と言わしめるほど!

とても明るく優しい人柄をお持ちで、製作の傍ら、ミュージシャン業もこなしているそうです。

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今回は新しい800シリーズの話から始まりました。
新しい800シリーズを弾いたことのある方はお分かりかと思いますが、今までの800とは全く違うサウンドなのです。

より多くのミュージックシーンでテイラーを使ってもらいたいと考えたボブとアンディは、フラッグシップモデルである800シリーズを大幅に変えることを決意したそうです。
そこには、アンディがテイラーで初めてデザインしたGO(グランドオーケストラ)の哲学が組み込まれているとのこと。
接着材もタイトボンドから伝統的なニカワに変え、時間が経つにつれ縮むというニカワの特性を生かし、木と木の密着度をさらに増し、より良い振動を生み出すように考えられています。

また、もともと塗装の薄い800シリーズなのですが、さらに薄くなっており、75ミクロン(0,075mm)に設定されています。
この数字は、塗装の素材が変わったとしても木の振動に影響が出ない最大値なのだそうです。
サウンドの方向性を決めるとも言えるブレーシングもモデルによって変えられています。

昨日のファクトリー内で発見したものがそうですね。
斜めのバックブレーシングはGCとGAに採用されています。

前回のブログでも書いていたブレーシングの違いについての質問が飛ぶと、「GC とGAにはより低音を求めていた。検証の結果、そのためにはこのブレーシング形状が良いとわかったんだ。逆にGS以上にこのブレーシングを採用すると低音 が出すぎてしまう。それぞれのサイズのギターのポテンシャルを最大限に発揮するにはそれぞれに最適な作り方にするべきなんだ!」と仰っておりました!

アンディ氏の話はどれも非常に興味深く、これからの新商品の話までも及びました!
今後が楽しみでなりません!
アンディ氏とのツーショットもいただきました!貴重な時間を有難うございます!

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その後、カスタマーセンターの責任者グレン氏のギターメンテナンスのついての講義も受けさせていただきました!

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まずは湿度に関するお話。
テイラーギターでは湿度環境を47~50%に保つことを推奨しています。
その環境のもと、ギターとケース(木製)にはどのくらいの水分を含んでいるかというというと、ギターが約199g、ケースが約417gなのだそうです。

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例として水の入ったペットボトルを見せてくれました!

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意外とたくさんの水分を含んでいるのですね。
その環境を保つためには、やはり湿度をコントロールする器具が必要です。
グレン氏お勧めのアイテムなどもお聞きしましたので、是非お問い合わせ下さい!
もちろん今後、ハートマンギターズでも取り扱う予定です!

次はマット氏によるNTネックジョイント調整の講義!

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NTネックがいかに優れているか、どれだけ早くセットアップ可能か、など実演を交えて教えていただきました!
途中、グレン氏がスマホでタイムを測り、マット氏を煽る場面も(笑)

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その煽りにも負けず、調整時間はなんと約3分!
いかにNTネックジョイントが優れているものか分かりますね。
これはもちろん、熟練したリペアマンだからこその為せる業です!

その後、テイラーギターに起こりうるトラブルの確認法、解決法などもお聞きしました!
ひとつ例に出してみます。

<アンプ出力時、音がビビる(特にどこか特定の音の場合)>

この場合はボディセンサーに異物が付着しているケースが多いそうです。
こんな風に。

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弦交換時に切った弦が中に入り込んでしまい、そのまま…ということ経験されているかもいるのではないでしょうか??
それが原因でトラブルになったりもするようです。
気をつけないといけないですね!

本日も内容盛りだくさんのツアーとなりました!

明日はメキシコ・テカテファクトリーの見学です!

続報をお待ち下さい!

~おまけ~

印象に残った電池BOXのお話。

テイラーの場合はデュラセル社の電池のサイズでBOXが作られています。
しかし、日本をはじめ、他国では他社の電池も多く流通しており、BOXに合わないということも多々ございます。
もちろん純正のデュラセル社のものを使うのが一番良いのですが、デュラセルの電池が近く売ってない、他の電池でも対応させたいという意見など多く寄せられております。

そこからでてきたのがこれ。

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割られてますね(笑)
多くの電池は電池に長さの部分を解消できれば、BOXに収めることができるということなので使用には問題ないそうです。

なんとこのやり方はテイラー公認とのこと(笑)
グレン氏によると「YOU TUBEでもその説明の動画あげてるよ!」だそうです!

でももし割られる際は、自己責任でお願い致します(笑)
※稀にそれでも合わない電池があるかもしれませんのでご注意を!

それでは!

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