手軽にサンプリング!?Serato Sampleを使ってみた!
パワーDJ’sのオバラです。
今回は「Serato Sample」というソフトについて紹介したいと思います。というか使ってみた感想です。
Serato Sampleとは、簡単に言ってしまうとサンプラーです。
Seratoと聞くとDJソフトというイメージを持つ方も多いと思いますが、Serato SampleはDJをするためのソフトではなく、楽曲制作時に使用するソフトです。
Serato Sampleは、スタンドアローンでの使用はできないので、DAW上でプラグインとして、Windows/MacのVSTまたはAudio Unitsで使用します。
一般的なプレイバックサンプラーとは違い、ヒップホップに多く見られる「サンプリング」という手法で使用するのに適しているソフトとだと思います。
サンプリングといえば、AKAI professional MPCシリーズや、Native Instruments MASCHINEなどがありますが、これらに比べ、Serato Sampleは機能も見た目も非常にシンプルな構成といえます。
Seratoの代表的なソフトのSerato DJ Proを使用している方は、おなじみの波形の見た目ですね。
サンプリングに多く見られる手法の、サンプルを「チョップ(切る)」して再構築する作業が簡単に行えます。
実際にやってみました。
SeratoのウェブサイトのSerato SampleのページからLoopmasters提供による20個のフリー素材のダウンロードが可能となっておりましたので、この中にある「MBS_124_Strange_Synth」という名前の素材を使用したいと思います。
まずはこのサンプルを聞いてください。
Serato Sampleを起動すると以下の画面が表示されます。
サンプルをドラッグアンドドロップでロードしました。
とりあえず、キーを+4上げてみました。(動画)
テンポシンクがオンになっていたので、オフにして元のテンポにした後、各音の頭にキューポイントを指定しました。
適当にサンプルを鳴らしてみましたが、あまりいいパターンも思い浮かばなかった(゚д゚)ノので、ドラムサンプルに合わせてパターンを考えました。(動画)
シンプルに元のサンプルのままの順番でパターンを組んでいます。タイミングをドラムに合わせて鳴らしているだけですが、元のサンプルとは変わった印象になりましたね。
この時、自分がイメージしたようにパターンを組む上で問題だったのは、6番目のサンプルが短かったため、再生時間を長くすると7番目のサンプルの頭が鳴ってしまい、短くすると音の長さが足りず間が空いてしまったことです。
(私は”サンプルがあとちょっと長ければいいのに”と思うことがありますが、どうでしょう??)
Serato Sampleでは、高品質なタイムストレッチが可能なため、6番目のサンプルのみ「30%」再生スピードを遅くしました。
Pitch n ‘Timeアルゴリズムによる高品質なタイムストレッチのおかげで、音質的な違和感なく再生スピードを遅くできました。
今回は、一つ一つのサンプルを細かく編集していませんが、キューを設定したそれぞれのサンプルのキーやテンポ、レベルやアタック/リリースタイム、フィルター、リバースなど自由自在に変更可能です。
イメージ通りにサンプルを鳴らすのに活用できそうです。
その他、もろもろの調整をした元のサンプルと編集後をお聞きください。
前半「元のサンプル」 → 調整後の「完成系」
加えた内容は、同じくフリーサンプルの「MBS_95_Tokyo_Voc_Synth」というサンプルの頭の部分の使用しています。環境音のようなサンプルだったので元のテンポは意識せずにテンポを大幅に落とし、キーも-1下げてうっすら鳴らしています。(うっすら過ぎてわかりづらいです。)
テンポやキーの変更は聞いた感じで適当に合わせています。柔軟に変更できるので感覚派の方にも使いやすいと思いました。
あとはキックのタイミングにベースを鳴らして、その他空間系のエフェクトで調整し、サンプルを逆再生したり連打したりしています。
使ってみた感想としては、「シンプルで使いやすい」といった印象でした。
今回紹介していない「キーボードモード」の搭載や、キューの設定モードにランダムがあったりと色々な使い方ができそうです。
個人的にオススメなSerato Sample!是非検討されてみてはいかがでしょうか?
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