ハイクオリティーなサウンドを実現する映像制作に特化したオーディオレコーダーTASCAM DR-70Dとは?

最近、私たちも製品紹介用として動画撮影を行うことが多いのですが、

一眼レフカメラでも高画質な動画が撮影できるので、大変助かっています。

昔にくらべると動画撮影って手軽にできて便利になりましたね(^^)

しかし内蔵マイクよりももっと良い音で録画できたらなぁと思うこともしばしばで、

カメラメーカーは映像のクオリティは上げているのですが、音響のクオリティはまだ上げようとしていないのが現状です。。。

そこで私は、ショットガンタイプの外部マイクを使って撮影していますが、

でもやっぱり我々の場合、LINEで録音したいんですよね。。。。

そうするとハンディレコーダーなどを使って

別で録音して、編集時に映像の音を別録した音に置き換えるということが必要になってきます。

映像制作に特化したオーディオレコーダーがTASCAMからDR-60Dという商品が発売されていますが、

この度、モデルチェンジしたDR-60DMK2、そして、ステレオマイク内蔵DR-70D

11月下旬に発売されるということで、

本日ギブソン・ブランズ・ショールームにてイベントが行われました。

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今回のメインはこちらのDR-70Dの紹介でした。

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DR-70Dは、ステレオマイクと4つのXLR入力を持つコンパクトなレコーダー

このように三脚とカメラの間に設置することができます。

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また、こちらのDR-70D専用アクセサリーパッケージAK-DR70Cにはカメラのアクセサリーシューへのマウントを可能にするシューマウントアダプター、カメラへの音声出力と音声モニタリングを両立する3.5mmステレオミニジャックケーブル2本、屋外での録音に便利なファーウィンドスクリーンがセットになっています。

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このようにフィールドレコーディング時の風によるノイズを防止することができます。

またDR-70Dをこのようにカメラの上に設置させることもできます。

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それでは、カメラとDR-70Dのセッティング方法ですが、

まず、このようにDR-70Dカメラアウト端子からカメラの外部入力端子にケーブルを接続します。

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こうすることで、DR-70D本体と、カメラ本体に同じ音声が録音できるわけですが、なぜこんなことをするかといいますと、DR-70Dが、「ピー」という信号を出すことが出来るのです。

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この「ピー」という音は、

スレートトーンといって、動画ファイルとの音声ファイル位置あわせを便利にするものなのです。

このようなセッティングでフィールドレコーディングした動画ファイルを、

FinalCutなどの動画編集ソフトを使って開きます。

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それではここに、DR-70Dで録音した音声ファイルを貼り付けます。

するとそれぞれのファイルの中に同時刻に録音されているはずのスレートトーンの波形が視認できます。

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このスレートトーンの波形をぴったり合わせれば、映像と音声をぴったりあわせることができ、カメラで収録した音声のボリュームをゼロにすれば、DR-70D録音した音に置き換わるというわけです。

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とっても簡単!!

実は私がこのような編集を行う場合、スレートトーンの変わりにケーブルをホットタッチしてノイズを発生させているところを
カメラのマイクが拾えるようにセッティングして撮影してました(^^;)

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スレートトーンを使った方が絶対に楽ですね(笑)

ちなみにDR-60DMK2は、マイクが内蔵されていないので、すでにフィールドレコーディング用のマイクを持っている方はこちらでもよいでしょう。

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さらに、今回のイベントでは、製品のプレゼンテーションの他に、映像作家のふるいちやすしさんを招いて動画撮影・映像制作時の音声収録に関するワークフローやオペレーションのトークショーも行われました。

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ふるいちさんは元々音楽のお仕事から映像の世界に入られた方ということで音響にも造詣が深くTASCAM製品は昔から愛用されていらっしゃるそうです。

ふるいちさんのお話によると、

音楽の世界ではレコーディングでいろんなマイクを使って音質や音の奥行きや空気感にもこだわるのに、映像の世界でそういうことをやっている人はまだ少ない。

昔からTASCAMのレコーダーを映像の現場で使用していたものの、映像の世界で音響の機材を使うと、ちょっと都合が合わないところがあったが、レコーダーのDR-100辺りからカメラの三脚に取り付ける用のネジ穴が付いていることに気が付き、ひょっとしてTASCAMが映像の世界の方にも力を入れ始めているのでは?と思ったそうです。

確かに映画撮影だとセリフはアフレコだったり、後から音は付け足していくので、映像と同時に録音することは必須ではないかもしれません。

しかしフィールドレコーディングは役者の想いがダイレクトに伝わるし、場の空気を音でも伝えられるので、こういった録り音は大事。

音と映像の世界は離れているのでお互いがもっと近づくべき。

とおっしゃられていて、大変共感いたしました。

またDR-70Dは薄型でカメラに取り付けたときカメラとDR-70Dのディスプレイが近くでカメラマンの視線の移動が少なくてすむ。また薄型なので三脚に設置した時のバランスも取れて良いと評価されていました。

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なるほど!これは現場で活躍されている方ならではのご意見ですね!

実際にDR-70Dを使用して波の音をバックにしながらのギター演奏を録音した映像を拝見させていただきました。

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DR-70Dに搭載されているステレオマイクは無指向性のA-B方式

A-B方式は広がりのあるナチュラルな音で録音ができるのが特長ですが、これは指向性の強いショットガンマイクと組み合わせたときに相性がいいようにあえてA-B方式を採用しているそうです。

確かに聴かせていただいたサウンドは、全体を波の音が支配しながらも、中心からはアコースティックギターのフレットノイズまで聴こえるほど繊細すばらしく、実際の現場にいても同じように聞こえるのだろうと想像することができました。

おそらく今回ご紹介した映像制作用レコーダーは、このように複数のマイクで同録する映像作品で使用する方が多いと思いますが、

我々のような電子楽器メインの音楽の場合は、ライブやDJプレイの撮影でLINE録りする時に大活躍するでしょう。

パッと撮ってさっと編集して良い音で動画作成し、Youtubeなどににアップすることができれば、
自分の音楽活動をさらにたくさんの人にアピールすることが出来ると思いますよ!

TASCAM DR-70D

TASCAM DR-60DMK2

DR-60DMK2の旧モデルは在庫限りで販売完了します。

もちろんスレートトーンジェネレーターも搭載していますので、LINE録りメインの動画撮影であればこちらでも十分対応できます!

TASCAM DR-60D