Serato DJのFLIP機能をTRAKTORで再現する方法

DJソフトウエアの人気を二分にするSerato DJとTRAKTOR

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どちらもプロフェッショナルなDJプレイができることは間違いないのですが、

それぞれ特徴的な機能があります。

■ Seratoにしかない機能

EXPANSION PACKという概念
Serato FLIP
・映像もスクラッチできるVIDEO(オプション)
など…

■ TRAKTORにしかできない機能
・Remix DECK
MIDIクロック出力
・LOOPレコーダー
など…

Serato FLIPは簡単にいうとHOT CUEのポン出しプレイの演奏情報を記録して再生ができるという機能です。

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リズムのパターンを再構築したり、曲の構成を変えることができるので大変便利です(^^)

Serato DJユーザーの方がFLIPを使う場合は、Serato FLIP EXPANSION PACKをお求めいただくことで利用が可能ですが、FLIPは専用パッドコントローラーがあって活きてくる機能なので

こちらの2点がオススメです。

Reloop NEON

AKAI AFX

この2点にはSerato FLIP EXPANSION PACK付属しているので別途お求めになる必要はありません。

したがってRANE SL2、SL3、SL4、今月末発売予定のDENON DS-1ユーザーの方はこれらをサブコントローラーとして使用すると便利です。

また、以下のコントローラーはFLIPのマッピング対応済みなので、

Serato FLIP EXPANSION PACKをお求めいただくことで使用できるようになります。

  

  


さてここからが本題です。

TRAKTOR PRO2上で
Serato FLIPのようにCUEを使った演奏を記憶して再生できないでしょうか?

TRAKTOR PRO2にはそのような機能がないのでREMIX DECKを使って、あらかじめ用意されたフレーズをループ再生させて対応するしか……..



あっ!


良いアイテムを思い出しました!!!

↓ これです ↓



M-AUDIO TRIGGER FINGER PRO

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これは、ステップシーケンサー付のMIDIコントローラーで、パッドやツマミ、スライダーは汎用コントローラーとして使用できる他、即戦力となるサウンドライブラリが豊富搭載し、楽曲製作を大いにサポートしてくれるアイテムであることは間違いないのですが、

このステップシーケンサーをどのように活用したらいいのかわかりませんでした。。。

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TRIGGER FINGER PROの専用VSTプラグインArsenal(アーセナル)の中の音源を、わざわざハードウエア側のステップシーケンサーでMIDIで打ち込んで、さらにそれをDAWにリアルタイムでMIDI録音するというのは、なんか二度手間感があり、モヤモヤしておりました(^^;)

なんかもっとTRIGGER FINGER PROが一番活きる使い方無いかな~と思って行き着いたのがこのシステムです。

TRAKTORのMIDIクロックを受けてTRIGGER FINGER PROを走らせるように設定して、パッドを叩いた情報をTRIGGER FINGER PRO側からシーケンサーを使ってTRAKTORへ送るという信号の流れです。

これをするためにあらかじめTRAKTORの

HOT CUEをパッドでコントロールできるようにアサイン設定が必要です。

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TRAKTORは各デッキ8個までHOT CUEを設定することができるので、TRIGGER FINGER PROのパッドにはこのようにアサインしてみることにします。

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TRAKTOR側のアサインの設定は環境設定→Controller Managerで行います。

Devioce SetupのAdd..
をクリックして新しくGeneric MIDIデバイスをつくりIn-Port、Out-Port共に

Trigger Finger Pro(MIDI)を選択します。

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そしてAssignment TableのAdd In…から

TRACK DECK→CUE→Select/Set+Store Hotcueを選択して追加します。

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そして下のように、MIDI Learnを使って一つずつHOT CUEの設定を行います。

1つのデッキに8個のHOT CUEのアサインをする場合これを8回繰り返すことになります。

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この設定が完了すればTRIGGER FINGER PROでTRAKTORのHOT CUEを操作できるようになります。

実際に試して上手くなる鳴ればOKです。

次にTRAKTOR側からMIDIクロックが出せるように設定します。


環境設定→ MIDI ClockのSend Clockにチェック
を入れます。

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次にTRIGGER FINGER PROの設定です。

環境設定
に入り、CLOCKをINTERNALからEXTARNALに変更します。

今回はわかりやすくするためにパターンの小節数は1小節に設定しておきます。

それではあらかじめHOT CUEを設定した曲を再生します。

この状態でマスタークロックパネルの再生ボタンを押すとTRIGGER FINGER PROのシーケンサーが走るはずです。

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TRIGGER FINGER PROのステップシーケンサーのインジケーターを見て曲の1拍目の頭が揃うようにタイミングよく、TRAKTORのマスタークロックパネルの再生ボタンを押してください。

この時、TRIGGER FINGER PROの再生ボタンを押してもシーケンサーは走りません。

このボタンはMIDI信号を出力しない仕様になっているようなので、TRIGGER FINGER PROの中で使ってないボタンを再生ボタンにアサインすると便利です。

例えばこのDAW Controlの真ん中のボタンを再生ボタンとして使ってみます。

その時のController Mangerで設定するパラメーターはClock Sendです。

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以上、たくさんご説明しましたが、TRAKTORのMIDIアサインについてご存知の方であれば、そんなに難しい設定ではないはずです(^^)

それでは動画で実際どんな感じになるかご確認ください~!

先ほどの答えです(^^)詳しくはこちら!→ http://ikebe-gakki-pb.com/dj/?p=1279

Posted by DJ機材専門店 Power DJ's on 2015年7月11日

※今回使用した曲:
BUBBLE-B feat. Enjo-G 「Yo! Sexy Girl」

途中で違う曲もミックスしてみました(^^)

リアルタイムでパッドを叩いてシーケンサーに記録してもよいですし、

ステップシーケンサーでボタンを押して記録してもいいですね。

ちなみにパッドをRemix Deckの各Cellに直接アサインしても面白いと思います。

ソフトサンプラーを外部シーケンサーから鳴らすような感じですね・

また。Serato DJで同じ事をやろうとすると

Serato DJにはMIDIシンク機能がないので、不可能ではないのですが、曲と同じBPMでTRIGGER FINGER PROのシーケンサーを走らせて人力でテンポシンクするしか方法がないですね(^^;)
意外な発見があって面白いかもしれません。

というわけで、TRIGGER FINGER PRO

今が買い時です!