ソフト音源を一元管理コントロール!AKAI ADVANCE KEYBOARDSのワークフローを徹底検証!

6月12日に発売予定のAKAI professional ADVANCE KEYBOARDSシリーズをさっそく試してみました。

まず、8個のパッドの鮮やかさが目に飛び込んできてテンション上がりますね~!!

ちなみにこのカラフルな配色は、この後ご紹介するマルチモード時に光ります。

大型カラーディスプレイもインパクトありますね。使用するときに必要な情報がパソコンの画面を見なくてもここだけでできてしまいます。

また、大きなノブの8個のロータリーエンコーダーも特徴的ですね。


AKAIのコントローラーはMPKシリーズ、MAXシリーズなどがありましたが、新商品が出るたびにハードウエアとしての完成度は上がっているように思います。

やっぱり機材で重要なのは機能面はもちろんですが、やる気が出るデザインって重要だと思うんですよね(^^)

ライブ用のキーボードとしても存在感があっていいのではないでしょうか?(^-^)


このサイドの部分、赤色のアルミの削りだしが、光沢のあるブラックボディに映えていい感じです。


さて、外見の話はこのぐらいにしまして、このADVANCE KEYBOARDS、いったいどんなことができるのかご紹介してきましょう!

ADVANCE KEYBOARDSは、VIPソフトウエアとコントローラーがセットになっています。


▼こちらがVIP(Virtual Instrument Player)ソフトウエア

このソフトで所有しているプラグインのソフト音源を一元管理して、ADVANCE KEYBOARDSハードウエアとソフト音源のハブ的な役割をします。

また、VIPソフト自体もAU/VST/AAX対応のプラグインとして動作しますので、DAW上でもバッチリ使えます。

この場合、ADVANCE KEYBOARDSはVIPソフトウエアを介してソフト音源をコントロールする他、DAWのトランスポートやMIDIモードに切り替えることで汎用コントローラーとしても使用できます。

ADVANCE KEYBOARDSとVIPを組み合わせて使用する一番の理由はコンピューター画面を見なくても、ハードウエアシンセのようにソフト音源の音選びやコントロールが行えるということでしょう。

それでは実際の使用する際のワークフローについてご紹介していきましょう~!

楽曲製作をされている方はすでにいろんなソフト音源をお持ちだと思います。

また、これから始めようとADVANCE KEYBOARDSを購入された方であってもたくさんのソフト音源が付属しますのでご安心ください(^^)

ソフト音源から欲しい音色を選ぶとき、VIPを使えばソフト音源名だけではなくて音色名や雰囲気、ジャンルから選ぶことができます。

音を選ぶ場合ソフト音源名に依存してしまうと、いつも同じ音を使ってしまったり、使おうとしていた音がどのソフト音源に入っているのかを忘れてしまったりと、何かと音色選びに時間がかかってしまうことがあります。

もしソフト音源を一元管理できれば、気に入った音はすぐ使えるようにセットリストに入れておいたり、ジャンルや雰囲気などのタグから音選びをすることによって、普段はあまり使わない、自分では予想もしなかった魅力的な音に出会える可能性が高くなります

しかもメーカーの枠を超えて行えるというのもかなりユーザーフレンドリーなことであると思います。

■パソコン画面を使って音色を選ぶときはこんな感じです。


よく使用するプリセットはセットリストを作ってまとめておくと使うときに瞬時に音を呼び出せるのでおすすめです(^ー^)

ADVANCE KEYBOARDS本体を使って音色を選ぶときはこんな感じ。

ソフトでもハードでもどちらでも好きな方で操作してもらえればよいのですが、本体で音色を選んだ方がシンセサイザーを操作している感覚と、未知な音色に出会える探究心みたいなものが芽生えてワクワクするのは私だけでしょうか(^^)

またADVANCE KEYBOARDSのノブはVIP上でソフト音源のパラメーターへ自動的にアサインされます。

このようにノブを回してDAW上にパラメータのオートメーションを書いたりすることもできます。

ここで疑問が一つ。

ソフトシンセの音色のカテゴリのタグ付けって一般的にされているものなんでしょうか?

実は殆どのソフトシンセのプリセット音色には楽器の種類や音のイメージ、ジャンルなどのタグがついているそうで、

このVIPではそういったタグの情報を一番初めにスキャンしてから使用します。

PLUG-IN MANAGERにてVIPで一元管理したいソフト音源をチェックしてスキャンをクリックします。

この処理にかかる時間は所有しているソフト音源のプリセット数によって変わりますが、15,000音色で約3時間かかります。

使う前に一晩かけてでもスキャンすれば、その後は快適なソフト音源一元管理が待ってますよ~(^^)

SCANが完了するとpluginmapsフォルダーの中に関連付けのファイルが格納されます。

このファイルのおかげで、これ以降スキャンをしなくてもVIPが瞬時に立ち上がりソフトシンセの管理が行えるというわけなんですね。

ちなみにタグ付けされないソフト音源や、イメージとはちがうタグ付けされているプリセットなどがあっても自分でカスタマイズできます。

57.jpg

こんな感じで楽曲製作で音色を選ぶときに威力を発揮するADVANCE KEYBOARDSですが、もう一つ魅力的な機能があります。

それがマルチモードです。

マルチモードというのはオールインワンシンセサイザーによくある機能ですが、複数の音色を重ねて分厚いサウンドを作ったり(レイヤー)、鍵盤に範囲を決めて演奏する(スプリット)設定が作れます。

55.jpg

ちなみにVIPでは、異なるソフト音源を合計8個まで設定することができます。

設定は簡単です。

パソコンの画面で行う場合は空いているスロットへ使用したい音色をドラッグ&ドロップするだけ。

ADVANCE KEYBOARDS本体で行う場合は、まずMULTIボタンを押します。


カーソールを空いているスロット、この場合ですとS3(スロット3)まで持っていきます。


ここでBROWSERボタンを押します。

後はさっきご紹介したようにカテゴリでフィルタリングしていき自分の欲しい音色を見つけていきます。


スロット3に音色が入りました。


マルチモードの場合、8個のパッドは各スロットのミュートのON/OFFノブは各スロットの音のボリュームをコントロールできます。

例えばスロット3,4をミュートするとパッドの色が消えます

ADVANCE KEYBOARDSの画面も連動してミュートのマークが点灯します。

ちなみに画面は4つしかスロットが表示されていませんが5~8スロットはページボタンを押して切り替えることができます。

このように複数のスロットに音色を割り当てるとすべての音を重ねて演奏できますが、例えばライブパフォーマンスなどで、
左のほうはベースの音色、右のほうではピアノやパッド系の音を演奏する際に便利なスプリットの設定はこんな感じで行います。

この場合はVIPソフトウエアで行うのが簡単です。

設定したい音色のスロットを選択して音を鳴らしたい鍵盤だけオレンジ色になるように両端からドラッグして設定すればOKです。

ADVANCE KEYBOARDS本体でも行えます。

カーソールで変更したいスロットを選んでロータリーエンコーダーを押します。

すると設定画面で数値を変更します。

こういったMIDIキーボードコントローラーにはもはや定番となったアルペジェーター機能は、ADVANCE KEYBOARDSはかなり充実しています。

SHIFTボタンを押しながらARPボタンを押すとアルペジェーターの編集画面に移ります。

ものすごい量のアルペジェータープリセットが入ってて、ノートだけでなくピッチベンド情報も盛り込まれたプリセットもあり、もはやアルペジオというよりフレーズ集みたいになってます(笑)

ここでできたモチーフを広げて楽曲作っていくという方法もいいですね~


はい、それではこのVIPソフトウエアをDAW上でどのように使うとよいでしょうか?

やはり、ADVANCE KEYBOARDSを使用するのであれば、ソフト音源はVIP経由で立ち上げるべきということです。

ただし、MPCソフトウエアのようにシーケンス付のリズムパートを担うようなソフト音源は単体で立ち上げたほうがよいと思います。明らかにリズムパートを担当するわけですので(^^)

▼ CUBASE LEでこんな感じにソフト音源を立ち上げてみました。

それぞれの各トラックにある鍵盤マークを押すと使用しているVIPの画面が表示されます。



ADVANCE KEYBOADRS本体でもVIPを使用しているトラックの切り替えがDAWコントロール画面で行えるんですね。

メインボタンを押してメイン画面にした状態でページボタンの右を押すとDAWコントロール画面になります。

いかがでしょうか?

ADVANCE KEYBOARDSを実際の製作でどのように使っていけばよいのか、お分かりいただけたのではないでしょうか?(^^)

それでは最後に、付属する音源についてもう一度確認です!

以前はProToolsでしか使えなかったAIR Music Technologyの高品位ソフト音源と、sonivoxのソフト音源がトータルで16GB/10,000サウンド以上が、無償で提供されます!


さらに、有償ですが、協賛メーカ各社のバーチャル・インストゥルメント&ライブラリをVIPソフトウエアのSTOREメニューから直接購入することもできます!

コストパフォーマンスも高くて機能的な次世代コントローラーキーボードをお探しなら、ADVANCE KEYBOARDSがオススメです!

只今49鍵と61鍵盤のご予約を受付中です!!

AKAI professional ADVANCE 49

AKAI professional ADVANCE 61

ちなみに25鍵のADVANCE 25は発売時期、価格共に未定です。